大手酒造メーカー、プンギルダンの入社最終試験前夜、オ・ボム(ソン・ジウン)は“利き酒”の練習に励んでいた。ボムは天性の味覚・嗅覚の持ち主で採用は確実と誰もが思っていた。ところが練習で酒を飲み過ぎたボムは翌朝大寝坊。ぎりぎり試験会場に滑り込んだものの、体調不良の状態で試験を受け、「落ちた」と思い込む。そのことを家族に言えず、アルバイトを始めるボム。そのバイト先で彼女は、カン・マル(イ・ジェジュン)と最悪な出会いをする。一方、ボムの父は行方不明の女児を捜すチラシを手にある想いを巡らせていた。そんな中、ボムにプンギルダン合格の連絡が入る。しかし喜びも束の間、父が事故で亡くなり借金が残されてしまう。採用も取り消されたボムは、またアルバイトを始めるが、そこでマルと再会。この出会いは偶然か必然か? すべての発端は20年前、プンギルダンの社長ペ・グッキ(チェ・ミョンギル)に起きた悲しい事件にさかのぼる…。