神経性の色覚異常により世界が灰色にしか見えない“モノ”は、“プローブ”と呼ばれる人と顔を合わせると“カラーラッシュ”という現象を引き起こし、世界がカラーに見えるようになる。一度に大量のカラーを目にするモノは気絶してしまうが、モノがこのカラーラッシュを一度味わうとプローブに執着し始め、殺人や監禁する事件が起きてしまう世界にいる。
モノであるチェ・ヨヌは同じモノだった母親の失踪後、人付き合いを避けながら生きてきた。ある日、ヨヌは転校した学校でいつもマスクをつけて通うアイドル練習生コ・ユハンと出会う。初めからヨヌに好意を見せるユハンだが、友達付き合いをしたくないヨヌはそっけない態度をとる。ところが予期せずユハンがマスクを外した瞬間、ヨヌは目の色が変わり、初めてカラーラッシュを経験することに。ヨヌのカラーラッシュを見たユハンは自分がプローブだと知り、ヨヌに色のある世界を教えようとある提案をするのだが…。