皆既月食の夜、中学3年生のソンホが学校の中庭で頭から血を流して倒れた状態で発見され、ソンホの父ムジンと母イナは病院へ駆け付ける。ソンホは一命を取りとめたものの、昏睡状態となってしまう。
学校も警察も、ソンホが最近成績のことで悩んでいたらしいという生徒の供述から、飛び降り自殺を図ったのだろうという結論を出す。しかし、息子に自殺を図る理由がないと考えるイナは、警察にしっかり捜査してほしいと懇願するが、まともに取り合ってもらえず…。
目の前に立ちはだかる残酷な現実と、次々と明らかになる衝撃の真実。
それぞれが抱える凍てついてしまった愛の行方は…。