奇皇后

 

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  奇皇后　第1話 【大国の落とす影】
  14世紀。高麗の少女ヤン(ヒョン・スンミン/ハ・ジウォン)は、大国・元への貢ぎ物「貢女(コンニョ)」として母(キム・イェリョン)とともに連れ去られる道中、人質として同行していた世子(セジャ) ワン・ユ(チュ・ジンモ)の助けで逃亡。しかしヤンの母は元の将軍、タンギセ(キム・ジョンヒョン)に殺される。逃げ延びたヤンは素性を隠すため少年スンニャンに姿を変え、権力者ワン・ゴ(イ・ジェヨン)に仕えることに。13年後、スンニャンは弓の名手となり、ならず者たちを率いていた。ある日、遊び人を装うワン・ユと出会い…。

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  奇皇后　第2話 【父のもとへ】
  スンニャンたちは、塩の密売犯としてワン・ユたちに捕えられる。ワン・ゴはスンニャンが裏切り者ではないことを確認するため、ワン・ユ側に忍び込ませた手下を通じてスンニャンにワン・ユの殺害を命じる。一方、元の皇太子タファンが高麗に流罪となる。元を牛耳る丞相 ヨンチョル(チョン・グックァン)は、そこでタファンを暗殺するよう指示。さらにその責任を高麗に負わせるつもりで…。

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  奇皇后　第3話 【渦巻く野望】
  高麗王ワン・ユは、流刑になった元の皇太子タファンのいる宿営地に急ぐ。高麗を奪おうとする元の策略を阻むため、国内でのタファン暗殺計画を阻止しようとする。一方、高麗の兵士として宿営地にいるスンニャンは、兵士姿で隠れるタファンを発見。自分は皇太子だと訴え、逃がしてくれと懇願する。そんな中タファンの命を狙い、山賊が襲ってくる。スンニャンは皇太子を守るため急いで行宮へ。しかしそこにいたのは…。

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  奇皇后　第4話 【龍か蛇か】
  スンニャンは気晴らしに乗馬をしたいというタファンの要望を聞き、二人で海辺へ。そこでタファンの心に秘めた亡父への思いと決意を知ることに。一方ワン・ユはスンニャンがタファンを気遣うことが気に入らない。その頃、スンニャンは父キ・ジャオ(キム・ミョンス)から、自分が娘ヤンだと気づいたことを告げられる。そんな中、元ではヨンチョル丞相がペガン将軍(キム・ヨンホ)にタファン暗殺を命じる。高麗の軍を装い、流刑地の島にいる人間を皆殺しにする計画で…。

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  奇皇后　第5話 【崖の上の決断】
  スンニャンはタファンを連れ、ワン・ユがいる都へ向かう。ワン・ゴの策略でタファン殺害の濡れ衣を着せられようとしている父を救うため、襲撃したのは元の兵だと生きているタファンに証言してもらわねばならない。一方、元のタンギセ将軍たちはタファンを確実に殺すため、猟犬を連れて山を捜索。そんな中、ワン・ユはキ・ジャオを連行するワン・ゴの一行を目撃し後を追うことに…。

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  奇皇后　第6話 【偽りの証言】
  ヨンチョルは皇太子タファンの死の責任を問い、高麗王ワン・ユを廃位にし、元に連行して裁くと宣告。一方、スンニャンが死人を装ったタファンの入った棺を宮殿に届けることに成功し、遺体発見の知らせが入る。そんな中、集まったヨンチョルたちの前でスンニャンが突然「皇太子は生きている」と告げ、タファンは起き上がる。スンニャンは、暗殺を企てたのは元だと証言するようタファンを促し…。

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  奇皇后　第7話 【最果ての地】
  元に向かう道中でタンギセはスンニャンが女だと気づき、着飾らせて自分のもとに連れてくるよう命じる。そして美しい女性になったスンニャンを見て、元に着いたら自分の側室にすると迫る。事情を知ったワン・ユはすぐにスンニャンを助けに向かうことに。元の都では、ヨンチョルが娘タナシルリ(ペク・ジニ)とタファンの婚礼を進めていた。そんな中、チュルクの残党討伐を命じられたペガンは西の辺境に着くも、軍営はひどいありさまで…。

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  奇皇后　第8話 【合歓(ねむ)の花びら】
  元の宮廷の雑用係になったヤン。もう男のふりをしたスンニャンではない。ヤンはまもなく立后の大礼が行われ、雑用係でも出席できると知り、そこでタファンを殺そうと計画。大礼の前日、ヨンチョルは娘タナシルリに早期の懐妊が大事だと教える。一方、西の辺境の戦場に到着したワン・ユは、高麗出身の兵士がひどい扱いを受けているのを知る。そんな中、タプジャヘ(チャ・ドジン)はワン・ユを始末するようペガンに告げる。

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  奇皇后　第9話 【同胞の絆】
  ヤンは、側室候補の高麗出身女官パク・オジン(ハン・ヘリン)の世話係になる。オジンの部屋を出る際、やってきたタファンと遭遇。タファンはヤンがスンニャンそっくりで驚愕するも別人だと思う。一方、お茶を持ってくるよう命じられたヤンは、タファンを殺すチャンスだと考える。西の辺境では、高麗の兵士の指揮権をかけてワン・ユがヨム・ビョンス(チョン・ウンイン)と対決。ワン・ユたちの前に不気味な仮面をつけたチュルクの猛将パトルが姿を現し…。

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  奇皇后　第10話 【試された信義】
  皇太后が側室候補として選んだ女官オジンが懐妊。オジンを側室にすべきだという皇太后と、猛反対する皇后タナシルリが対立。決断を迫られるタファンだが、それよりも少し前に倒れたヤンのことが気になって仕方がない。一方、タファンはタンギセを呼び出し、高麗で釈放したスンニャンの消息を尋ねる。そんな中、西の辺境では昼夜を問わず奇襲を続けるチュルクにワン・ユがワナを仕掛け、仮面姿の敵将パトルと対峙し…。

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  奇皇后　第11話 【だまし合い】
  ヤンは、タナシルリの間者を選ぶ試験に合格。オジンに流産させる薬を飲ませるよう命じられる。成功すれば、望みどおり宮殿を出て自由に暮らすことが約束されていた。一方、タファンはヤンがスンニャンではないかという疑いを強めていた。そんな中、パン・シヌ(イ・ムンシク)とチョンバギ(ユン・ヨンヒョン)をチュルクの陣営に潜入させたワン・ユ。ペガンを出し抜いて敵将パトルを捕えるため、さらなる作戦を進める。

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  奇皇后　第12話 【敗戦の計】
  タファンはついにヤンがスンニャンだと知る。一方、オジンはヤンの指示に従い具合の悪いふりをする。それを見て、薬の効果を確信したタナシルリは、今度はオジンの偽装妊娠のウワサを流すようヤンに命じる。そんな中、西の辺境ではワン・ユの作戦どおり、チュルクの兵がワン・ユたちへの追撃をやめ、陣地に戻る。手薄なはずの敵陣を攻めていたペガンら元の軍は…。

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  奇皇后　第13話 【届かぬ思い】
  タファンは、ヨンチョルと皇太后の板挟みで何もできない自分にひとり嘆く。その様子を見ていたヤンに「愚か者と罵ればよい」と声を荒げる。ヤンは冷静な口調で「私に何も期待しないでください。陛下のためには何もしません」と突き放す。一方、オジンは尋問の場で本当に懐妊しているのかを再度調べられることに。そんな中、ワン・ユたちのいる西の辺境では、戦いの決着がつこうとしていた。

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  奇皇后　第14話 【血書の存在】
  元の都に到着したワン・ユたちは、タファンに謁見するため宮廷へ。それを知ったヤンは、ワン・ユの姿を追いかける。その夜、懐妊を願って仏塔にお参りをしていたタナシルリは、そこでワン・ユと出会う。一方、ヨンチョルは毒殺した先の皇帝が死ぬ前にひそかに血書を残していたことをタンギセたちに明かす。さらに自分以外にも行方不明の血書を捜すものがいると告げ…。

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  奇皇后　第15話 【挑戦状】
  ワン・ユはひそかにヤンに会って血書のことを話し、ヨンチョルを倒す計画を伝える。最初はヤンに協力を求めるつもりだったものの、彼女を危険な目に遭わせないため、計画には関わらないよう命じる。一方、皇太后はワン・ユを味方にしようと食事会に招く。さっそく動き始めたワン・ユは、まずは上奏文を使って、ヨンチョルを挑発することに。そんな中、疫病がはびこる高麗村を再度訪れ、援助金を渡そうとするも村長に拒否されてしまい…。

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  奇皇后　第16話 【妖術師】
  ヨンチョルは、ワン・ユが上奏文に紛れ込ませた挑戦状を読み激怒。血書の在りかをタンギセらと議論するうち、先の皇帝の側近を全員殺したものの高麗出身の宦官、チョクホ(ソン・ギョンチョル)だけが見つからなかったことを思い出す。一方、ワン・ユは上奏文の件をヤンが手伝ったと知って怒り、「二度と私の前に姿を現すな」と突き放す。落ち込むヤンは、タファンに誘われて一緒に酒を飲むことに。そんな中、ワン・ユは次の作戦を開始し…。

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  奇皇后　第17話 【呪いの始まり】
  タファンは、ついにヨンチョルと戦うことを密かに決意。一方、ヨンチョルの罪を告発する怪文書騒ぎを受け、皇太后はヨンチョルへの反撃にふさわしい時期の到来だと動き出す。ヨンチョルは、怪文書の手がかりも血書も見つからぬことに怒りを募らせ、見せしめとして捕えた妖術師たちを処刑することに。それを知ったワン・ユは、次の作戦として今度は「皇帝の呪いが始まる」という怪文書を都中に張り出し…。

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  奇皇后　第18話 【嫉妬】
  タファンは嫉妬心を募らせ、今後一切ワン・ユに関わらないようヤンに命じる。ヤンが外に出ると、待っていたワン・ユが「一緒に高麗に帰るか？」と問いかける。一方、宮中で大量のネズミが発生し、先の皇帝の呪いが始まったというウワサが広まる。ワン・ユは「ヨンチョルが先の皇帝を殺したため、天が怒っている」と民衆の不安をあおり、怒りをヨンチョルに向けさせる。そして、内心追い詰められているヨンチョルに接近し…。

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  奇皇后　第19話 【償えない罪】
  ヨンチョルの命令でヤンが女官の職を解かれたと知ったタファン。ワン・ユがヤンを連れ出すのを止めることができなかった。そしてワン・ユへの対抗心を強め、ペガンに対しワン・ユとヨンチョルが結託した目的を探るよう命じる。一方ワン・ユは、敵と味方を見分ける方法をヨンチョルに提案。麻酔入りの酒を使い、ヨンチョルに死んだふりをしろというもので…。

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  奇皇后　第20話 【愛の髪飾り】
  ヨンチョルは毒薬入りにすり替えられた酒を飲み、ひん死の状態になる。一方、タファンは酒を用意したワン・ユを捕らえる。その頃、感情的になったタンギセはワン・ユを殺そうとするもタナシルリが止める。ワン・ユはヨンチョルが助かる見込みが薄いと知り、残った一族を倒す新たな作戦のため、皇太后に近づく。そんな中、ワン・ユは作戦決行の前にヤンにかんざしを渡し、高麗に戻ったら王妃になってくれるかと問い…。

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  奇皇后　第21話 【再起への誓い】
  ヨンチョル一族一掃作戦の決行寸前、ヤンは間一髪でヨンチョルの生存をワン・ユに知らせることに成功。ワン・ユは攻撃先をタンギセたちから反乱軍に変え、真の計画を知るものを始末する。一方宮殿では、タファンがまだ生きているヨンチョルを暗殺すべく刺客を送り込み、自らその最期を見届けに行こうとしていた。しかしそこにヤンが現れ、反乱の失敗を告げる。じきにタンギセらが兵を連れ、到着すると知ったタファンは…。

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  奇皇后　第22話 【天からの贈りもの】
  タファンの命令でトクマン(イ・ウォンジョン)は、ヤンを後宮でかくまうことに。一方、懐妊したタナシルリは、側室オジンのお腹の子が男と診断されたと知り、自分の子が女であってはならないと主治医を呼んで診察させる。そんな中、体調の悪いヤンにノ尚宮(イ・ウンギョン)は懐妊だと教える。信じられないヤンだが、トクマンが自分の脈を診て驚いていたことを思い出す。その頃、高麗に到着したワン・ユたちは、元の役人が使っている偽の交鈔の調査を開始し…。

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  奇皇后　第23話 【悲報】
  タンギセの仕組んだ襲撃から何とか逃げ切ったヤンは、洞窟で男の子を出産。いつかワン・ユが名付けてくれるまで、星を意味する「ピョル」(キム・ジンソン)と呼ぶことにする。しかしビョンスに見つかり、崖に追い詰められてしまう。一方タナシルリは想像妊娠を隠し通すため、とんでもないことをたくらむ。そんな中、ワン・ユたちのいる高麗では偽の交鈔のウワサが広がり、価値が暴落。その裏で動いている人物は…。

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  奇皇后　第24話 【覚悟の帰還】
  メバク商団に捕えられているヤンは、ノ尚宮の鏡に隠されていた血書を発見。一方、ヨンチョルは皇子マハ誕生の祝宴を開く。招待されたペガンら各行省の長官は、この機会に各行省から側室候補を出し、タファンの側室を増やすことを提案。遼陽に戻ったペガンは、メバク商団が競売にかける使用人の中にヤンを見つける。そんな中、ヤンの死の知らせに悲しむワン・ユにヨンチョルから姪を嫁がせるという申し入れがあり…。

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  奇皇后　第25話 【側室選び】
  タファンは側室候補の中にヤンの姿を見つけて驚き、すぐにヤンを呼び出す。ヤンは喜ぶタファンに向かい、側室候補になった理由はヨンチョル一族への復讐のためだと告げる。やがて側室選びの三つの試験が始まる。しかし皇太后とともに審査に加わることになったタナシルリは、合格者を出すつもりはない。一方、高麗で婚礼を終えたワン・ユは、元の遼陽行省へ。偽の交鈔に関わるメバク商団を探ることにし…。

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  奇皇后　第26話 【女の闘い】
  タファンの側室にヤンだけが合格。しかしヨンチョルはさらに側室を増やせとタナシルリに命じる。タファンに譲位させるため、各行省の長官たちを抱き込む必要があった。しかたなくヤンのほかに4人の長官の娘を側室に選んだタナシルリは、側室いびりを開始。一方、遼陽行省にいるワン・ユは妓楼を営むヨンビス(ユ・イニョン)に会う。そんな中、メバク商団に潜入中のチェ・ムソン(クォン・オジュン)から偽の交鈔の情報が入り…。

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  奇皇后　第27話 【秘密の手習い】
  タナシルリと側室たちの朝礼で、ヤンはタナシルリが用意した煎じ薬を飲むのを拒否。ヤンとタナシルリがにらみあう中、皇太后が現れる。一方、ヤンはタファンに自分を毎晩寝所に呼ぶよう頼む。ごちそうも用意し、周囲には遊んでいるように思わせて、密かにタファンに文字を教える。そんな中、メバク商団はチェ・ムソンが間者だと気づき、ワン・ユにワナを仕掛けて殺すことに。ヨンビスはワン・ユに教えるべきか悩み…。

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  奇皇后　第28話 【大いなる企て】
  書庫で意識を取り戻したヤンは、心配して駆けつけたタファンの手助けを断る。書庫を後にしたタファンは、ヤンのために皇帝の座を捨てると言ったのは誤りだと気がつき、再び文字を学ぶ決心をする。一方ヤンはペガンに会い、今度は自分の方からワナを仕掛け、タナシルリの力を奪うと宣言。そんな中、ワン・ユはチェ・ムソンがメバク商団に拷問されていると知り、商団の本拠地に乗り込むことにし…。

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  奇皇后　第29話 【毒には毒を】
  煎じ薬を飲んだヤンが倒れ、毒を盛られたと大騒ぎに。心配するタファンに皇太后から伝言が届き、タナシルリを追い詰めるためにヤンが自ら毒を口にした作戦だと知らされる。調査の結果、毒は煎じ薬に入っていたナツメにあったことが判明。ほかの側室の仕業だと考えているタナシルリは、側室を全員追い出す好機と捉え、徹底した捜索を命じる。そんな中、ワン・ユはメバク商団の刺客として現れたヨンビスを捕らえ人質にし…。

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  奇皇后　第30話 【それぞれの道】
  ヤンの術中にはまったタナシルリは、廃位は免れるも冷宮に幽閉されることに。一方、ヤンはタファンの声が回復し、さらに文字を学んでいることを皇太后に明かす。しかしヨンチョルが譲位をたくらんでいるため、内密にしていてほしいと頼む。そしてヨンチョルは、タファンに譲位を迫るために動き出す。そんな中、元の都に戻ってきたワン・ユは側室になったヤンに会うことをためらっていて…。

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  奇皇后　第31話 【宣戦布告】
  タファンは、ヨンチョルへの借財の帳消しと引き換えに譲位を認めるつもりの行省長官の三人を呼び出す。一方ヨンチョルは長官たちを操るため、メバク商団の間者を使って各行省の財政を破綻させたことを明かし、譲位に反対するよう求める。しかし阻止には三人だけではなく、長官全員の反対が必要だった。タルタルは急いで間者を捕らえに向かう。そんな中、ヨンファ(ユン・アジョン)は皇子マハに会いたがっているタナシルリのため、ビョンスに協力を頼み…。

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  奇皇后　第32話 【真の皇帝】
  ヨンチョルのもとへ一人で乗り込んだヤン。ヨンチョルに対し「自分とペガンを皇子マハ暗殺を企てた犯人に仕立てて処刑し、長官たちを脅してタファンの親政を阻む計画だろう」と問う。ヨンチョルは否定することなく、どうすることもできないだろうと指摘。そんな中、まもなく恒例の狩猟大会が開かれる。ヨンチョルは「大きな獲物」を狩ろうとたくらみ…。

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  奇皇后　第33話 【ゆがめられた事実】
  狩猟大会初日の夜。天幕で酔ったヤンを介抱していたタファンは、出て行こうとするヤンを引き止め、「そなたが欲しい」と迫る。一方、タナシルリはタファンとヤンが一緒にいることへの怒りをあらわにするも、タンギセは明日には二人とも死ぬため、もう心を乱すことはなくなると告げる。外ではビョンスが狩場にたくさんのワナを仕掛けていた。翌日狩りが始まり、タファンとヤンはワナが仕掛けられた場所へ馬を走らせる…。

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  奇皇后　第34話 【思わぬ喜び】
  ヨンチョルらがヤンを罪人として連行しようとしたところにタファンが現れ、彼女が自分を救ったのだと阻止。そしてヤンを連れて出て行くも、居室に戻ったとたん倒れてしまう。体がまだ回復していないのを隠し、ヤンを助けるために無理してやってきたのだった。そんなタファンを看病しながら、ヤンの気持ちに変化が起こり始める。一方、襲撃の責任をかぶったビョンスは、ヨンチョルが本当に助けてくれるのか不安で…。

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  奇皇后　第35話 【ふたりの世継ぎ】
  懐妊したヤンはタナシルリがかけた呪いのせいで、毎夜悪夢にうなされていた。タナシルリの仕業だと確信し、呪いを授けた呪術師をタルタルと一緒に捜す。一方、タファンはペガンとともにヨンチョル打倒の準備を始める。そんな中、都の守備隊の隊長になったワン・ユ。しかし反発した兵士たちがほとんど辞め、募集に応じて集まったのは飯と寝床が目当ての兵士とはほど遠い男たちばかりだった。９か月後、ヤンがつい出産の日を迎え…。

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  奇皇后　第36話 【挙兵の秘策】
  マハがタナシルリの実子ではないと告げる尼僧にヤンは証言を裏付ける証拠を尋ねる。その頃、タナシルリは私兵を使い、必死に尼僧を捜していた。一方タファンはヨンチョル打倒のため、挙兵することに。タルタル(チン・イハン)とともにヨンチョルたちを欺くための秘策を確認する。危険な計画だが、ヤンも宮廷に残って自分の目でヨンチョルの最期を見届けると決意。そしてペガンからワン・ユにも計画が伝えられ、やがて決行の時が訪れる。

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  奇皇后　第37話 【決戦の時】
  ヨンチョルに対し挙兵したタファンは、死を覚悟して戦う決意で剣を取る。ヤンも後宮で側室や女官たちを集め、防衛を指揮。宮廷にペガンの軍が到着するまで、持ちこたえねばならない。一方、ワン・ユ率いる守備隊は城門を開けてペガンの軍を入れるため、ヨンチョル派の守備隊と激烈な戦いを繰り広げていた。そんな中、ついに反乱の知らせがヨンチョルに届く。激怒したヨンチョルは、宮廷にいるタファンとヤンの殺害を命じ…。

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  奇皇后　第38話 【終わりなき争い】
  ヨンチョルが処刑され、ヤンの胸にはやっと亡父の無念を晴らせたという思いが込み上げる。ヤンは長官たちや市民に支持され、皇后になるのを期待されていた。一方、タンギセは鉱山で父ヨンチョルの秘密資金を見つけられぬまま、父と弟の死を知ることに。そしてタファンはタナシルリに毒薬での死を命じる。そんな中、ワン・ユはモンゴル人とその伝統を重んじるペガンが丞相になることを警戒し、ヤンにも注意するよう警告する…。

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  奇皇后　第39話 【秘密資金】
  今後は元にいる高麗の者と自分のために闘うと誓ったヤン。いつか皇后になり、息子を皇帝にして力を得る手助けをしてほしいとワン・ユに頼む。まずは協力してヨンチョルの秘密資金を捜すことに。ペガンが姪、バヤンフト(イム・ジュウン)を皇后候補として皇太后も支持。ヤンはペガンとの対立を避けるため、バヤンフトを皇后に迎えるようタファンに告げる。そんな中、ヤンの息子アユルシリダラ(キム・ジヌ)の食事に毒が入っているのが見つかり…。

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  奇皇后　第40話 【丞相の大望】
  夜道で突然タンギセに襲われたヤン。家族の敵だというタンギセにヤンはかつてタンギセに殺された母の恨みを晴らしてやると言い放ち、自ら剣を交える。一方、バヤンフトは皇室の資金を管理するヤンの権限を奪うようペガンに命じられ、ある作戦に出る。そんな中、ヨンビスはついに正体不明のメバク商団の頭との対面が許され…。

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  奇皇后　第41話 【隠し部屋】
  ヤンはペガンを欺き、ヨンチョルの秘密資金が鉱山の村に隠されていると信じさせることに成功。一方、タルタルがその捜索で不在になる４日の間にワン・ユと一緒に本当の隠し場所から秘密資金を運び出す計画だった。ワン・ユは高麗に戻って王に復位することをペガンに告げ、ペガンの屋敷で送別の宴を催してもらうことに。そんな中、ヤンは宮中に偽の伝染病騒ぎを起こし、避難先としてタファンとともにペガンの屋敷に移ると申し出る。

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  奇皇后　第42話 【刻まれた溝】
  タファンがヤンを遠くに感じると嘆くと、コルタ(チョ・ジェユン)はもっとヤンに強い態度を取るべきだと告げる。そしてタファンとペガンは、長官たちの反対を押し切って征服戦争を始めると宣言。一方タルタルは内政に励むべきだとペガンに反対し、ヤンもまるでヨンチョルと同じだと指摘するも、ペガンは国と皇帝のためだと聞く耳を持たない。そんな中、バヤンフトはヨンファを脅し、幼いマハを使ってヤンを陥れる作戦に出る…。

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  奇皇后　第43話 【廃位の上奏】
  5年の間に戦況は不利になり、タファンは酒に溺れ、被害妄想の幻聴に悩まされていた。そして二度と酒を飲まないとヤンに約束するも、ヤンとワン・ユの密書報告で彼女の裏切りへの不安を抱えていることは言えずにいた。一方、皇太后とペガンは、ワン・ユが敵に火薬の材料を売っていたという密告を受け、ワン・ユの廃位とヤン処刑のための策略を巡らす。そんな中、皇太后に育てられている皇子マハは、ヤンを母の敵だと信じ憎んでいた…。

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  奇皇后　第44話 【皇帝の分身】
  罪人として捕らえられたワン・ユが元の都に到着し、民衆は仲間のヤンも殺せと騒いでいた。タファンはヤンを守るため、ワン・ユの調査が始まる前に自ら殺そうとするもヤンに止められる。一方タファンの力を借りずにワン・ユと自分の潔白を証明すると決めたヤンは、行省の長官たちに協力を求め、重要な秘密を明かす。そんな中、皇太后はワン・ユに取引を持ちかける。ヤンに罪を着せれば、処刑を免れさせてやると言われたワン・ユは…。

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  奇皇后　第45話 【出生の秘密】
  ワン・ユ死亡の知らせに激しく動揺したヤンは、冷酷なペガンに対抗するためには自分も手段を選ばぬとタルタルに宣言。タファンは皇太子の冊立を促されて苛立つも、ペガンの提案でマハとアユルシリダラを競わせることに。ヤンはアユルシリダラ勝利の切り札のために、ひそかにヨンファを呼び出す。一方タルタルは、ワン・ユの死を確認するために遺体の捜索を開始。そんな中、ヨンビスは瀕死のワン・ユを必死に介抱していて…。

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  奇皇后　第46話 【母と子】
  ついにマハが我が子、ピョルだと知ったヤンは刺客からマハを救うために寺へ急ぐ。刺客の襲撃から逃げだしたマハは、助けに来たヤンと伯父の使いだというビョンスに挟まれ、どちらが味方か迷い動けない。そしてヤンの目の前で、ビョンスがマハの背中に毒矢を放つ。そんな中、ヨンビスは負傷しているワン・ユに荷車を走らせるよう命じ、荷台から一人で応戦するのだが…。

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  奇皇后　第47話 【仮面の正体】
  タファンはヤンに殺される悪夢に悩まされ、再び酒に溺れるように。一方、ヤンを支持する臣下たちは前皇后の件でペガンの罷免を求める。しかしペガンは自ら職を退くと申し出ることで、タファンの一層の信頼を勝ち取る。対立をあらわにしたヤンとペガンは、どちらかが消えるまで戦うとお互いに宣言。そんな中、皇宮を出たマハは毎日寺で祈っていた。ワン・ユはそんなマハを励まし…。

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  奇皇后　第48話 【避けられぬ戦い】
  ソ尚宮(ソ・イスク)がタファンにマハの出生の秘密を話そうとしたとき、ヤンが現れる。一方ヤンは意識を取り戻したタファンを再び薬で眠らせ、自分の居所、興徳殿に移す。すぐにペガンがタファンを連れ戻しに来るも、ヤンが追い返す。やがて、タファンの生死も確認できないペガンはヤンの暗殺を計画。タルタルに私兵を集めるよう命じ…。

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  奇皇后　第49話 【真の味方】
  タファンはヤンにペガンを殺した罪を悔い、許しを求めるよう命じる。しかしヤンは過ちなど犯していないと拒否。そしてタファンはヤンに宮殿を出て寺に行き、罪を認めるまで戻ってくるなと命じる。ヤンとペガンを失い、派閥に分かれていた臣下たちを集め、自分への忠誠を示すためにひれ伏しろと命じる。そんな中、ヤンの不在を好機とばかりにコルタがタファンを操ろうと動き出す…。

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  奇皇后　第50話 【永の別れ】
  タンギセは、マハがヤンとワン・ユの子だったとタファンに教えあざ笑う。衝撃を受けたタファンだが、自分が秘密を知ったことをヤンに言おうとするタンギセを斬り、口を封じる。そしてヤンの皇后冊封の式の前日。タファンはワン・ユに高麗王への復位を認める。この時、タファンは人知れずある非情な決断をしていた。そんな中、ヤンはワン・ユにタファンの詔書を渡し、帰国前に最後のお願いをする。

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  奇皇后　第51話 【大国の斜陽】
  タファンは、自分が記憶を失うのはいつもコルタの運ぶ薬を飲んだ後だと気がつき、疑念を抱く。メバク商団の会合に自ら乗り込んだヤンは、正体不明の頭は宮中にいる身近な者に違いないとタファンに報告。一方、メバク商団と手を組んだ皇太后は、都合がいい人物を新皇帝に擁立する計画を進め、コルタは計画の邪魔になるヤンを排除しようと動き出し…。